ノットイコール(≠)の向きはどっちが正解?ISOとかJISを調べてみた

言葉・記号

こんにちは西野です。

イコールではないという意味の「ノットイコール(≠)」。
イコールに斜線を引いた記号ですが、斜線の向きはどっちが正解なのでしょうか?
調べてみました。

【結論】ノットイコール(≠)の向きは左下がりが世界基準

さっそく結論からいきましょう。

・ノットイコール(≠)の向きは左下がり(≠)が正解
・ただし日本国内に限り右下がり(カタカナの「キ」っぽい記号。以下キ)を使っても大丈夫

左下がり(≠)が世界規格でも日本規格でも表記されています。
ただし右下がり(キ)は日本の規格で「用いても良い」とされています。

くわしく見ていきましょう。

ISOの数学記号

国際標準化機構ISOを調べてみるとノットイコールは≠と表記してあります。

「a ≠ b  a is not equal to b」
ISO 80000-2 Item No.2-8.2が参考元です。

備考欄にも斜線の向きに関する記述はありませんでした。

ISOではノットイコールは≠ですね。
PCやスマホで出てくる記号になります。

JISの数学記号

日本規格協会JISのノットイコールの向きについてはこんな感じに書いています。

「≠ 等しくない 備考:キでも良い」
JIS8201;1981が参考元です。

JISの備考には斜線の向きについての記述があります。
日本で使う分には斜線の向きはどちらでも問題ないそうです。

とはいえ国際基準が左下がり向き(≠)ですので、こちらで覚えておいたほうがベターでしょう。

子どもの頃に右下がりで習った人が多い?

ネットで調べてみると「ノットイコールの斜線はどっち向きでもいい」という意見がほとんどでした。
実際どっち向きに書いても問題になることは無いでしょう。

「子どもの頃に右下がり(キ)で習った」という意見も多く見られました。
右下がりに書いていた理由としては「数字の1を二重打消し線で消したもの」と間違えないように、という意見も。
手書きの時は右下がりのほうがスムーズに次の文字にいけるので、手癖で書いている人も多そうです。

以上、「ノットイコール(≠)の向きはどっちが正解?ISOとJISで調べてみた」でした。
ばいばーい。

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