こんにちは西野です。
イコールに斜線を入れた記号「≠」の読み方・意味・斜線の向きについてわかりやすく説明していきます。
しっかり調べたよー。
いきなり結論。イコールに斜線≠の読み方と意味・斜線向き
さっそくですが結論からいきましょう。
・イコールに斜線を入れた記号「≠」の読み方はノットイコール
・意味は「等しくない」
・斜線は左下がりが世界基準だが、日本国内では右下がりでも問題ない
それでは一つ一つ見ていきましょう。
イコールに斜線≠の読み方と記号の名前は?
イコールに斜線を入れた記号「≠」の読み方・記号の名前は「ノットイコール」です。
聞き馴染みは少ないですが日本語では「等号否定(とうごうひてい)」と言うそうです。
「「≠」は等号の否定を表し等号否定と呼ばれる。この符号は ≠ の左右が等価でないことを示す。」
ウィキペディアより引用
二つの項に間の大小や順序の関係を示す不等号(ふとうごう)の中の一つです。
イコールに斜線≠の意味・使い方は?
ノットイコールの意味
イコールに斜線を入れた記号「≠(ノットイコール)」の意味・使い方を見ていきます。
意味は「等しくない」「イコールではない」という意味です。
等しいを意味する記号(=)を、否定の意味でスラッシュ(斜線)で打ち消しています。
「A ≠ B」は「AはBと等しくない」という意味になります。
ノットイコールの使い方
ノットイコールの使い方を見ていきます。
使い道が少なそうですが、数学ではよく出てくる記号です。
多いのは「a ≠ 0(aは0ではない)」という使い方です。
具体例を見てみましょう。
(問題)a個のりんごをb人で分ける場合の式を書きなさい。
(答え)a ÷ b (ただしb ≠ 0)
割り算が分母を0にしてはいけないというルールがあるため、(ただしb ≠ 0)という一文が必要になります。
学生時代にこの注意書きを書き忘れた経験がある人は多いのではないでしょうか。
斜線向きはどっち向きが正解なの?
イコールに入れる斜線の向きはどっちでもいいです。
厳密にいうと「左下がりが世界基準だが、日本国内では右下がりでも問題ない」になります。詳しくは以下の記事で解説しています。
イコールを使った他の記号にはどんなものがある?
イコールを使った他の記号にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
≒(ニアリーイコール)
イコールの上下に点を2つつけた記号。読み方はニアリーイコール。
意味は「ほとんど等しい」です。
≦(小なりイコール)
イコールの上に不等号をつけた記号。読み方は小なりイコール。
a ≦ b で意味は「aはbと等しい、あるいはaはbより小さい」です。
≡(コングルエント)
イコールに平行線を一本追加した三本の平行線記号。コングルエントと読むそうです。
意味はいくつかあり、文脈によって「合同・恒等式・定義・同値」のいずれかを意味します。
他にもいくつかイコールを使った記号はありますので、気になる方は調べて見て下さいね。
以上、イコールに斜線≠の読み方・意味をわかりやすく説明でした。
数学って・・・魔法じゃん!